様々な種類の憲法区分方法
さて、憲法の観念から次に紹介するのは、憲法区分についてです。これは、国によって異なる憲法が、どういった性質を持っているのか、その性質ごとに分類するための区分になっています。その区分の仕方には、主に3つの分類があります。まず1つ目は「改正方法による区分」です。これはその名の通り、その憲法の改正へ至る手続きが困難であるのか、あるいは容易であるのかということによっています。通常の法律以上に厳しい手続きが必要とされる場合の憲法は「硬性憲法」逆必要ない場合には「軟性憲法」という区分になります。日本国憲法は、世界的に見ても有数の硬性憲法であり、改正はほぼ無理であるということが出来ます。そして2つ目は「法の形式による区分」です。これは、既に「意味」の方でも紹介したように、成文であるか否かということに着目しています。近代国家のほとんどが成文憲法であり、不文憲法に当たる憲法は現在ほとんど残っていません。かつてはイギリスが不文憲法でありましたが、現在では成文しています。最後に3つ目は「権力の所在による区分」です。これは、憲法制定にあたって最も権力を発揮した機関がどこであるか、ということになります。それが君主主権であれば欽定憲法、国民主権であれば民定憲法となります。日本国憲法はGHQの指示のもとで政府が決定した憲法なので、欽定憲法ということになりますね。
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